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読書メーター 2015年4月分

2015年4月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1475ページ
ナイス数:18ナイス

あめふらし (文春文庫)あめふらし (文春文庫)感想
蛇というモチーフは私も好きなのだけれど、何度も同じモチーフが繰り返されるのにはいささか飽きてしまった。それから話の繋げ方に粗が見える。場面が唐突に変化するのでまとまりのない印象を受けた。前回読んだ『雪花草子』の方が完成度としては上だろう。もう少し力量のある作者だと見込んでいただけに残念。
読了日:4月5日 著者:長野まゆみ
日本の神と王権日本の神と王権
読了日:4月14日 著者:中村生雄
応天の門 1 (BUNCH COMICS)応天の門 1 (BUNCH COMICS)感想
平安時代を舞台に在原業平と菅原道真のバディが怪事件を解決していくという内容。東大の史料編纂所の研究者・本郷和人氏の解説が所々に挟んであって平安時代の基礎知識が気軽に手に取れるのもポイント高い。
読了日:4月14日 著者:灰原薬
日輪の賦日輪の賦感想
この時代にしてはナショナリズムの色合いがやや強すぎる印象を受けた。当時の国際情勢を考えれば多少内憂外患の気配はあったと思うが、この小説でいうところの日本(ひのもと)はあくまでも畿内を中心とした国家イデオロギー(つまり国家の上層部にいる人間たちの間でのみ共有されていた意識)なのであって、現代の諸情勢とそのまま重ねて読むのは危険であろう。大学で日本古代史を学び、卒論で大神氏を扱った身としては豪族のdisられっぷりに少々肩を落としたが、筆力のたくましさには感じ入った。
読了日:4月15日 著者:澤田瞳子
満つる月の如し 仏師・定朝満つる月の如し 仏師・定朝感想
「日輪の賦」がとても良かったので、図書館で手に取った一冊。専攻が古代史だけあって時代考証の安定感と平安時代の空気感、登場人物たちの悲喜こもごもが際立つ描写がとにかく上手い。定朝の中務に対する想いは半ば芥川の「地獄変」を彷彿とさせて震撼した。久しぶりに現代の書き手で新刊が楽しみな作家に出会えた興奮が未だに冷めやらない。
読了日:4月26日 著者:澤田瞳子

読書メーター


個々のレビューは順次まとめますが、取り急ぎ読書メーターでまとめておきます。
今月は日本古代史にまつわる本をたくさん読んだので、今後もこの流れを引き継いでいきたい所存。
もうちょっと学術書も読めるといいですね。
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夕星桔梗

Author:夕星桔梗
元日本古代史ゼミ所属。作家志望のアマチュア物書き。

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