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2014.08.21 奈良旅行篇 弐 三輪山と大神神社

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春日大社のあとはローカルな電車に揺られて三輪へ。三輪山とそこに鎮座する大神神社は私の卒論のテーマでもあるので、今回の奈良旅行で必ず行っておきたいスポットでした。
これまで読んできた文献では三輪山を「秀麗」と評していましたが、聞きしに勝る三輪山の美しさに、ぼーっとしながら大神神社へ。

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大神神社は本殿を設けず、拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し、三輪山を拝するという原初の神祀りの様が伝えられている、我が国最古の神社です。(大神神社パンフレットより)
拝殿へ向かい(写真に写ってるのは連れです)、三輪山に鎮まる大物主に届くように「幸魂奇魂守給幸給(さきみたま くしみたま まもりたまへ さきはえたまへ)」というお祈りの言葉を三唱しました。
大物主は蛇神であり、酒の神でもあるので、拝殿には卵と酒が供えられていました。テレビで見たことはあったのですが、実際に目にしてみると、他の神社ではこうした光景は見られないので、何だか不思議に思われました。

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その後御朱印をいただきに社務所へ入ると、中にはなで兎が。あまりのかわいらしさに何度も撫でてしまいました。
兎好きにはたまりません。

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いただいた大神神社の御朱印。

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続いて狭井神社へ。
薬井戸より湧き出でるご神水は、万病に効くといわれ遠近より頂きに来る参拝者が堪えません。
病気平癒の霊験あらたかな神様、大神荒魂大神をお祀りしています。(大神神社パンフレットより)

ご神水をいただいたところ、どこからか「ありがとうございます」と優しげな男の人の声が聞こえました。
傍にいたのは連れぐらいで、彼の声ではありません。不思議だなぁと後ろ髪を引かれつつ、次の神社へ。

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狭井神社のすぐ近くにある鎮めの池のほとりには、三島由紀夫の碑が。
曰く「日本のもっとも古い神のおそばに近寄ることは、一種の畏れなしには出来ぬと思っておりましたが、畏れとともに、すがすがしい浄化を与へられましたことは、洵にはかりしれぬ神のお恵みであったと思います。」
この言葉に、私が三輪山を仰いで感じたことが集約されているように思いました。
そうなのです、三輪山を仰ぎ見ていると、畏怖の念を湧き上がらせるとともに、すがすがしい心地になるのです。
それが三輪山の霊験の証なのかもしれないと感じました。

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展望台から見た大和盆地。

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その後は久延彦神社へ。
ご祭神久延毘古命は「山田の曾富騰(そほど)」と申し、所謂山田の案山子(かかし)であられます。知恵は世類なく優れておられ、「足は行かねど天下の事を、尽(ことごと)に知れる神」様です。(大神神社パンフレットより)
残念ながら本殿を写真に収めるのをすっかり忘れてしまっていたのですが、いただいた御朱印を載せておきます。

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続いてオホタタネコを祀る大直禰子神社へ。
ご祭神大直禰子命は大物主神のご子孫で、崇神天皇の御代大神の御心により、茅渟県陶邑(堺市陶)より召し出され、大神神社の神主となられました。(大神神社パンフレットより)
こちらは社務所がひっそりしていたので御朱印はいただきませんでした。

その後、桜井市の埋蔵文化財センターへ行き、三輪山祭祀関連の考古資料を見ることができました。
数はそれほど多くなかったものの、本物の子持ち勾玉を見ることができて参考になりました。
他にも滑石模造品が展示されていて興味深く拝見しました。
こういうものは文献で読むだけでは分からないので、実際に足を運ぶことができて良かったです。

そして三輪を離れるにあたって、駅で電車を待っていると、どこからか「また来てくれますね?」と声が聞こえました。
あの狭井神社のご神水をいただいた時に聞いた、優しげな男の人の声です。
もしかしたら大物主のお声なのかもしれない、と思うと、ありがたいやら嬉しいやらで心が温かくなりました。
またぜひこの地を訪ねてみたいです。
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夕星桔梗

Author:夕星桔梗
元日本古代史ゼミ所属。作家志望のアマチュア物書き。

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