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「漢籍と日本人」展@天理ギャラリー

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本日、天理ギャラリーにて「漢籍と日本人」展を観てきました。
東洋史特講の課題の関連で行くことになったのですが、事前に展示目録を見ていたので楽しみにしていました。
同行した漢文学専攻の彼氏は今回の展示を見て私以上に喜んでいて、五山文学を学んでいるだけあって、五山版の本をいくつも見られて感無量だったようです。傍から見ていてもじっくり漢籍の世界に浸ってました。

私がかろうじて内容を読めたのは「長恨歌物語付き長恨歌」ぐらいでしたが(以前岩波文庫の『唐宋伝奇集』を読んでいたので)、江戸時代の官版の『玉台新詠』や直江版『文選六臣註』を見られて心湧き立ちました! 直江ってもちろんあの直江兼続ですよ。
玉台新詠の方は冒頭部だったので詩の部分は確認できなかったんですが、「班倢伃怨詩」の文字を見られて嬉しかったです。
(こちらも岩波文庫版の『玉台新詠』を持ってて、以前読んだ時に班倢伃そのものに惹かれたのを覚えています)
班倢伃を題材に扱った詩は、あの陸遜の末裔である陸機も詠んでいるようなので、文選をちゃんと読まねばなぁと思って早数ヶ月。

それから気になったのが吉田兼右筆『五行大義』。隋代に先秦から隋までの陰陽五行説を蒐集し体系的にまとめられた本で、中国では宋代以降に亡佚したのだとか。『続日本紀』では天平宝字元年の勅に陰陽生の必読書として挙げられたそうで、門外漢ながら内容が気になります。

図録も大変良心的な値段の割に、印刷もフルカラーで綺麗で、持っておく価値は充分あると思います。ギャラリー自体は無料で入れますので、興味がおありの方はぜひ。期間は6/15まで、会期中無休です。
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夕星桔梗

Author:夕星桔梗
元日本古代史ゼミ所属。作家志望のアマチュア物書き。

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