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【テレビ番組鑑賞】歴史秘話ヒストリア あなたはボクの女神様! ~文豪・谷崎潤一郎と女たち~

あなたはボクの女神様!
~文豪・谷崎潤一郎と女たち~
●本放送 平成27年11月11日(水) 22:00~22:43 総合 全国
※再放送は未定です。
配役:谷崎潤一郎 役:相島一之  妻・松子 役:壇 蜜
エピソード1 悩める作家の”禁断の恋”
谷崎は義理の妹・せい子に魅了される(再現)
大正初期、新進の作家・谷崎潤一郎は失望と焦りのまっただ中にいました。華々しくデビューしたものの思うように小説が書けず、結婚も期待はずれ。そんなある日、妻の妹で10代半ばの少女・せい子が家にやってきます。自由奔放なせい子に、いつしか強くひかれていく谷崎。そして取った行動とは!?
 
エピソード2 あなた様こそ「芸術の女神」
関東大震災で家を失った谷崎は関西へ移住。そこで、一人の女性と運命的に出会います。大阪の老舗商家の妻・松子です。谷崎は自分自身もすでに既婚の身でありながら、きらめくようで気品あふれる松子の魅力のとりこに。人妻との許されぬ恋。そこから、あの名作が生まれます。
美しき人妻・松子との運命的な出会い(再現)
 
エピソード3 それでもボクは女性を書く!
松子たち姉妹をモデルとした小説「細雪」(再現)
松子と結婚し、その妹たちも引き取って一緒に暮らし始めた谷崎。しかし、昭和16年の太平洋戦争開戦とともに華やかだった暮らしは、みるみる失われてゆきました。谷崎は、美しい日本の女性たち、古き良き時代をとどめようと新たな作品を書き始めます…谷崎の最高傑作と称される長編「細雪」誕生秘話。
 
この回ゆかりの地は・・・

芦屋市谷崎潤一郎記念館
倚松庵(いしょうあん)

参考文献

「谷崎潤一郎の恋文」(千葉俊二 編 中央公論新社)
「痴人の愛」(谷崎潤一郎)
「春琴抄」(谷崎潤一郎)
「細雪」(谷崎潤一郎)



ええと……いち谷崎ファンとしていろいろツッコミ所満載というか、あまりこういう番組に仕立て上げて欲しくなかったなというのが正直なところなんですが、まあ有り体に云えば「予想通りのテンプレギャグ路線」で寒かったですね……。
壇蜜さんに否定的な印象を持っているわけではないのですが、彼女を松子夫人に起用する時点でお察しというか。
実はだいぶ観ようかどうか迷って、録画していたのを昨日観たのでした。

番組としては去年谷崎の書簡が発見された際に放映されたクローズアップ現代の谷崎特集の方がよほど誠意があったと感じました。(クロ現という番組の問題性は横に置いておいて)
松子夫人との関係が一面的にしか描かれていなかったことはとても残念でした。
谷崎を単なる官能小説家として評価し、それを世に広めることはもはやマスメディアや他のメディア媒体(漫画や小説、ゲームなど)の罪だと思うのです。
その判断は谷崎を愛する読者にゆだねられるべきことであって、それがあたかも常識であるかのように流布するのは作家にとっても不幸なことだと思います。
作家の活動の根幹にあるのは読者の存在です。それは作家が亡くなってからも変わりません。
作家の作品を後世にまで残していけるのは読者の存在あってこそなのです。
その読者に影響を与えかねないマスメディアがステレオタイプな見方をして作家を色物扱いしているのはどうなのかな、と思わざるを得ませんでした。
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夕星桔梗

Author:夕星桔梗
元日本古代史ゼミ所属。作家志望のアマチュア物書き。

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