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【美術鑑賞】トーハク常設展【獅子王】@東京国立博物館

昨日は彼氏とトーハクへ。
本命は東洋館の「中国書画精華」だったのですが、本館でちょうど獅子王が展示されているということで足を運んだところ、石田三成が所持していた石田貞宗も数年ぶりに展示されていて感激しました。
石田正宗とともにとうらぶに早く実装されないかなぁと願っています。

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獅子王

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石田貞宗


本館では他にも和鏡の展示があったので、銅鏡好きとしては写真に収めずにはいられなかったのですが、やはり和鏡よりも中国鏡が好きな私としてはちょっと物足りなさも感じました。
もちろん唐代の鏡の影響を大きく受けているということは分かりますが。
花形の鏡が奈良時代のもの、円形のものが平安時代のものです。
こうして比べてみると平安時代のものの方が彫りが扁平なことが分かります。
唐代の鏡に関しては装飾性に富むようになった。したがって同時代の日本の鏡にもその影響が及んだ、としか現時点では云えませんが。

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さて本命の東洋館では黒田家所蔵の「唐手鑑筆耕園」の山水図が展示されていました。よもや東洋館で黒田の名を目にするとは夢にも思わず……。今年に入ってにわかに黒田ブームが来てるので、まさに心躍りました。

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他にも国宝・重文級の絵画がずらりと並んでいたので、興味のある方はぜひ!
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【徒然】代々木八幡宮参拝

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今月21日、代々木八幡宮にひとりで参拝してきました。
鳥居のすぐそばに猫がいて、私を招き入れてくれているようでした。


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参道を歩いているとここにも猫たちの姿が。以前行ったときには全くいなかったのですが、今日はそこかしこに猫たちがいました。
神社と猫の組み合わせ、いいですよね(*´∀`*)

本殿で八幡様にお詣りして、ご縁を深められますようにと祈願しました。
以前はイザナミ様を祀った神社に幾度も参拝したことで、瞑想をするときにイザナミ様のお声が聞こえたので、八幡様ともぜひ……と思って。
最初に参拝したときには「見守っておるぞ」と八幡様がおっしゃったので、足を運ぶ回数を重ねて少しずつお近づきになれたら幸せです♡

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そして以前お詣りしたときには参拝しなかった出世稲荷様にも詣でてきました。
文筆活動でさらなる飛躍を遂げられるようにとお願いしたら、「努力を怠らぬように」とおっしゃいました。
今ちょっと原稿に行き詰まっている状態なのでまるで見抜かれてしまったようです。

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今日は午前中曇りがちだったのですが、木々の間からぱあっと日が差し込んだ瞬間カメラを向けると天使様が映りました。
やはり縄文時代から続く聖地とだけあって、霊験あらたかなようです。
久しぶりに天使様のお姿を目にしたので心も軽くなりました(*´︶`*)

【鑑賞】蔵王権現と修験の秘宝展@三井記念美術館

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昨日は久しぶりに三井記念美術館へ。
こちらの美術館はたまに仏教系のそれも凝った展示をするので、見逃せないのですよね。
たとえば2012年の「琵琶湖をめぐる近江路の神と仏 名宝展」。
近江といえば観音様が有名ですが、観音様好きな私にとっては未だに時折図録を見返すほど素晴らしい展示でした。

そして今回は「蔵王権現と修験の秘宝展」。
修験道についてはほとんど知識がなく、大和は吉野の方で修験道が未だに息づいているという漠然としたことしか知らなかったのですが、今回の展示では藤原道長が納経した経文の経筒(国宝)からも分かるように、

平安時代には宇多上皇や藤原道長・師道に代表される皇族や貴族たちがこぞってこの地に参詣する金峯山詣(御嶽詣)が行われた(田中利典「金峯山寺と修験道」『特別展 蔵王権現と修験の秘宝 天空の神と仏の世界』三井記念美術館、2015年、p79)

そうです。

そういうこともあってか、都内ではなかなか観る機会の少ない平安仏が数多く展示されており(そのほとんどは蔵王権現でしたが)、鎌倉時代以降の作風と比べてみてもおおらかな趣が伝わってきました。そういう意味でも今回の展示は意義深かったと感じています。
本当はもう少し京都・奈良方面に足を運んで平安時代以前の仏像も拝観してみたいところですが。

そして何より今回興味を惹かれたのは蔵王権現や女神の鏡像でした。これまで銅鏡というと仏の姿を立体的に彫ったものは観たことがありましたが、それは中国漢代以降のもので、線刻したものは観たことがなかったのです。

図録によりますと

古鏡の中に、稀に鏡面に線刻や墨画で神像や銅像を表したものがある。今日、この神仏像等を鏡像と呼び慣わしている。こうした鏡像は当時の密教における修法の際に用いられたものと考えられている。わが国の鏡像は、初期の唐鏡や唐式鏡に集合尊を表したものと、後に現れた和鏡や鏡像用にしつらえたとみなされる鏡(儀鏡という)に独尊像を表したものとでは、鏡胎(鏡の地となる本体)や尊像の表し方に違いがある。これは御正体としての鏡像が、もともとは修法の具であった鏡像から、その用途の変化に伴って姿を変えたものであることを示していると思われる

とあります。

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確かに展示された鏡の中には八稜形の鏡胎を持つものもあり、唐代の八稜形の鏡との類似性も垣間見えます。もっとも唐代の鏡は漢代のものよりも意匠性に富み、用途にせよ鏡面に施された彫刻にせよより世俗化されていきますが(写真参照・貼銀鍍金双鳳貌八稜鏡・唐代・五島美術館所蔵)、日本ではその鏡に線刻で神仏を描いたということで相違性があって面白いです。
銅鏡のことをもっと知りたくなりました。


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と、美術館を出ると気になる展示のパンフレットが。
私は和鏡よりも断然中国鏡の方に興味があるのでぜひ行きたいところですが……兵庫……遠い……。

【書評】灰原薬『応天の門』









ここ数日、小説に行き詰まっているので息抜きに灰原薬さんの『応天の門』を読んでました。買ったままだいぶ積んでたんです。
物語は平安時代を舞台に、在原業平と菅原道真がバディを組んで怪事件に挑むという筋書きなのですが、東京大学史料編纂所の本郷和人さんという方が時代考証をしていることもあってか、わりと安心して読めます。

私としては二巻の漢籍や銅鏡、お香をめぐる事件をなかなか興味深く読みました。このシリーズの(というか菅原道真の)スタンスとしては物の怪や祟りなどないというのが貫かれているのですが、これはあくまでも現代的な考え方だなぁとも思います。
おそらくサスペンスという体裁を取っているので京極夏彦風にせざるを得なかったのでしょうが。
まあ現代において時代物をいかに描くかということを考えると、それもひとつの方法ではあるのかなぁと思います。私としてはやっぱり当時の人々がいかにものを考えていたかということの方が大事ではあるのですけども。

ともあれ漫画など久しく読んでいなかったので、その良し悪しは今ひとつ分からないのですが、また古代史を勉強したいなと思わせるだけの力はある作品だと感じました。
小説が一段落したらまた勉強を再開したいです。


2015.10.10 追記
Facebookに同様の記事を載せたら、日本古代史を専攻している大学院生の知人からコメントをいただきました。
“菅原道真に関しては、同時代の三善清行との対比で「儒教の合理主義の立場から方伎・術数に慎重だった道真」(山下克明『陰陽道の発見』NHK出版、2010年、p86)と評されることがあるので、キャラクター化に際してその側面を強調されているのかもしれませんね。”
とのことです。
そういうことだとはつゆ知らず、とても勉強になりました。

それからさっそく4巻も読みました。今回も物語にぐっと引き込まれました。伴善男も登場して、いよいよ応天門の変に向かって動き出したな、という感じ。道真の年頃の少年らしさも垣間見えて、キャラクターが生き生きしてきたなという印象を抱きました。卒論で日本古代の人々と夢について扱った身としては第二十一話はとても興味深かったです。

【読書録】読書メーター9月分まとめ

2015年9月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1826ページ
ナイス数:90ナイス

神様のボート (新潮文庫)神様のボート (新潮文庫)感想
2008年以来の再読。初めて読んだ時よりも年齢を重ねたせいか、葉子に感情移入してしまって後半は特につらくなった。なぜなら私も長いこと現実を生きられない人間だったから。江國香織の小説を読んでいると妙に昔の恋人(と呼んでいいのか分からないけど)を思い出してしまう。世間体から見れば決して素敵なひとではなかったけれど、生きにくさを抱えていたという点では共通していたのかもしれない。生きづらい人たちを描く女流作家としての江國香織が好きだ。
読了日:9月22日 著者:江國香織
きらきらひかる (新潮文庫)きらきらひかる (新潮文庫)感想
高校時代以来久々に読み返した一作。私も心を患っているためか、笑子の衝動的な行動に感情移入してしまい、切ないほど胸を締め付けられた。普通の結婚生活なんてきっとどこにもなくて、皆が何かしらの傷を抱きながら、それでも人を愛している。そんなことを最近実感する日々です。
読了日:9月20日 著者:江國香織
右傾社会ニッポン (携書132)右傾社会ニッポン (携書132)感想
家族の嫌韓・嫌中発言が日々過激化していることに嫌気が差し、また危機感を覚えたので政治の勉強もせねばと思い購入。(私自身には嫌韓・嫌中感情はない)読んでみたところ、なぜ日本が右傾化するに至ったか、まっとうな答えを見いだせた。初めはのろのろと読んでいたが、内容が掘り下げられて行くにしたがって、だんだん読むスピードも加速していった。終盤のマスコミを礼賛する姿勢には疑問を覚えたけれども、(昨今の政治にすり寄るマスコミの姿勢を見ていると失望を覚えてしまうので)家族にもぜひ読んで欲しい一冊。
読了日:9月15日 著者:中野雅至
蝶 (文春文庫)蝶 (文春文庫)感想
『結ぶ』を途中で読み飽きていたところに、彼氏から純文学寄りと勧められて貸してもらった一冊。長らく積んでいたが、ようやく手に取った。戦前から戦後を舞台に紡がれる作品群は確かに純文学然としてはいるが、やはり圧倒的に重みと酩酊感に欠ける。何かが物足りないのはさらりとした文体ゆえなのか。扱うテーマや伝えたい雰囲気は手に取るように分かるものの、今ひとつのめり込めないままさらりと読み流してしまった。「想ひ出すなよ」「幻燈」「遺し文」はまあかろうじて心に引っかかった。
読了日:9月13日 著者:皆川博子
職業としての小説家 (Switch library)職業としての小説家 (Switch library)感想
体調も悪く、小説を書くモチベーションがこれまでになく落ちていたタイミングで運命的に出会った一冊。オンライン書店でなくリアルの書店を応援する意味もこめて購入。今まさに私がぶつかっている問題にすらりとヒントを与えてくれて、しかも押しつけがましくないところに好感が持てた。村上春樹の小説は今まで食わず嫌いしていたけれど、『ノルウェイの森』から読んでみようかな。
読了日:9月13日 著者:村上春樹
アンジェリーナ―佐野元春と10の短編アンジェリーナ―佐野元春と10の短編感想
解説に記された江國香織の「牡蠣のような小説たちだ」という言葉に共感を覚えるほど珠玉の作品が集められた一作。図書館や温室や水族館など、ちりばめられたモチーフは至極小川洋子らしいチョイスであり、日常の中にある非日常を繊細なタッチで描いている。小川洋子ファンとしての期待を裏切らない出来に仕上がっていて、ますます彼女の世界観に惚れ込んだ。
読了日:9月9日 著者:小川洋子
ぼくらの民主主義なんだぜ (朝日新書)ぼくらの民主主義なんだぜ (朝日新書)感想
よく云えば作家らしい、エモーショナルな言葉で書かれた文章に、時折疑問を抱きつつも「こういう捉え方もあるのか」と自分の中にある枠を解き放ってくれたような一冊。「『考えないこと』こそが罪」「『知らない』から始まる」というコラムをはじめとして、リベラルとして励まされる言葉もちりばめられていたので、「絶望しないための48カ条」というコピーは成功だったのかなと思う。
読了日:9月6日 著者:高橋源一郎

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夕星桔梗

Author:夕星桔梗
元日本古代史ゼミ所属。作家志望のアマチュア物書き。

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