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ヒカリ展@国立科学博物館

ようやく卒論を終え、修論が終わったばかりの彼氏と国立科学博物館のヒカリ展へ。
あまりこうした博物館には出向かないのですが、今回は鉱物を見られるということだったので、鉱物好きの私としてはどうしても見ておきたかったのです。
それに加えて宇宙の展示もあるということで、最近星に興味がある私は、今回の展示を見られるのを楽しみにしていました。

展示は映像作品や模型を交えて充実しており、宇宙の展示もかなりスペースを割いてあったのですが、いかんせん人が多くてじっくり見ることが叶わず、残念でした。
それでも体験型の展示も多く、中でもオーロラの3D映像を見られる展示の迫力はなかなかのもので、足を運んでよかったと思います。

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そして待望の鉱物の展示スペースへ。
上が通常のライトを当てた写真、下が蛍光している写真です。
こちらは蛍石ですが、何よりその大きさに驚かされました。
普段ネットで目にする蛍石ってせいぜい1cm~3cm程度だと思うんですが、こちらは10cmは優に超えていたでしょう。
一体いくらぐらいするんだろう……と不埒なことを考えてしまいました。
私は鉱物だと水晶系と天青石が好きなのですが、蛍石の魅力が今回の展示で十二分に伝わってきました。
機会があればぜひ手に入れたいです。(この間のミネラルショーは卒論にかかりきりで残念ながら行けませんでした)


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こちらは方解石。まるで氷のような質感にうっとりしました。


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光る生き物の展示、ということで蝶の標本もありました。
蝶も大好きなので今回美しい標本を見られて僥倖でした。

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光るサンゴ。
愛らしい動きをしていてほほえましかったです。
海の世界も神秘的でいいですね。


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光るカトレア。
こちらは人工的に遺伝子操作して生み出されたものです。
パーティーの際にはうってつけかもしれません。

他にも光るカイコや、光を使った時計など、見所の多い展示でした。
光の不思議を垣間見たような気がします。

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博物館を見た後は、麻布茶房へ。抹茶アイスのあんみつと珈琲をいただきながら、彼氏と久々に長話を楽しみました。
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今後について

昨日、卒業論文を提出しました。
反省点は多いですが、ようやく肩の荷が下りたような気持ちです。
早くも口頭試問が怖いですけども……。
これからは個人的な調べものや勉強の範囲で学問と向き合っていきたいと考えています。
「調査事項」カテゴリーも充実させていきたいと考えていますので、ご覧いただければ幸いです。

これから私がより深めていきたいと考えているものは色々とあるのですが、基本的には「信仰と祭祀」がベースになりそうです。
シャーマニズムも龍蛇信仰もいずれにせよ信仰や祭祀と密着しています。
これは私の読書体験の原点が日本神話をモチーフにした児童文学だったという要因が大きいのですが、今後もそれを大事にしていきたいと思っています。

時代は問いませんが主に近世まで、地域としては主に東アジア世界になるかと思います。
西洋に関心がないわけではないのですが、どちらかというと東アジアの文化圏に惹かれてしまうのです。
その大きな枠組みの中で信仰というものを捉えてみたい、というのが最終的な目標です。
素人の手には余るような目標ですが、まずは今興味を持っているところから深めていきたいと考えています。
基本的な軸としてはシャーマニズムと龍蛇信仰、その他その時々の関心に応じて調べていくつもりです。
今現在関心を持っていることは多々あるので、そのすべてを消化することは難しいかもしれませんが、地道にやっていきたいです。

【感想】古都浪漫こころ寺巡り 第9話 随心院(京都)@BSフジ

第9話 随心院(京都)
12月6日放送

 平安時代を代表する歌人であり、絶世の美女と謳われた小野小町ゆかりの寺、京都・山科にある真言宗 大本山・随心院(ずいしんいん)。
 小野小町はかつてこの地・山科で暮らしたと伝えられており、小町に想いを寄せた深草少将との間には悲しい伝説が残されている。
 随心院は、平安時代中期、弘法大師より8代目の弟子にあたる仁海(にんがい)によって創建された。仁海は、またの名を雨僧正(あめそうじょう)。秘伝の雨乞いの祈祷によって、宮中で絶大なる信頼を得、随心院はやがて 門跡寺院となる。書院の中には、数々の狩野派の障壁画が飾られ、門跡寺院たる威風を感じさせる。
 門跡寺院としての格式と世界三大美女の一人、小野小町の恋物語。2つの顔を見せるこの寺のこころに迫る。
番組公式HPより) ※一部記述に誤りがあったので訂正させていただきました。

京都山科といえば、古代史を学んでいる人間にとって真っ先に思い出されるのが天智天皇の山科陵です。
今回の舞台となる随心院は、その山科に佇む真言宗大本山のお寺。
この随心院は摂関家にゆかりのある門跡寺院として栄え、その名残は勅使門と呼ばれるお寺の門や、門跡寺院にのみ認められた定規筋の入った壁に見受けられます。


ご本尊は如意輪観世音菩薩坐像。輪王座とよばれる座位、つまり衆生をどのように救おうか思案しているお姿は気品に溢れています。
それから快慶の作と云われる金剛薩捶坐像も魅力的です。金剛薩捶は密教特有の仏様なのだそう。快慶の端正で繊細な作風が見て取れます。
二体ともはっとするような美しさをたたえていて、TV越しではありますが、久しぶりに仏像を拝んだ身としてはありがたいなぁという気持ちになりました。
随心院公式HPに画像が載せられているので、そちらを参照してください。

さてこの随心院は仁海(にんがい)という空海から数えて8代目のお弟子さんが建立したそうです。

仁海僧正は深く宮中の御帰依を受け、勅命により、神泉苑(京都御池大宮西)に請雨の法を九回もおこない、その度に霊験にあって雨が降ったので、雨僧正とも称されました。(随心院公式HPより)

当時は悪天候が神々による祟りによるものとされていたのだそうです。雨乞いの儀式を行い、見事成功させた仁海は、当時の人々にとって仏法の体現者に見えたのでしょう。その噂は中国にも伝わったのだとか。国家仏教と称されるほど、国家にとって仏教が重要な意味を持っていた時代ならではですね。
その仁海の母にまつわるエピソードがこちら。

古くは牛皮山曼荼羅寺と称されました。
   仁海僧正一夜の夢に、
   亡き母が牛に生まれ変わっていることを見て、
   その牛を鳥羽のあたりに尋ね求めて、飼養しましたが、
   日なくして死に、悲しんでその牛の皮に両界曼荼羅の尊像を画き
   本尊にしたことに因んでいます。
 牛尾山は仁海僧正が牛の尾を山上に埋めて、菩堤を弔ったと伝えられています。(随心院公式HPより)

このエピソード、以前どこかで読んだことがあるような……と思っていたら、赤江瀑の「恋牛賦」(『ポセイドン変化』収録)でした。記憶違いでなければ、ですが。
赤江瀑も随心院を訪ねたことがあるのかな、と想像してしまいました。
少なくともこの随心院が作品のモチーフになっていることは確かなのでしょう。

その後、応仁の乱による荒廃を経て、豊臣秀頼ら関白家の力によって随心院は復興されました。
寺内の障壁画は狩野派の手によるものだということで、当時どれほど随心院が権勢を誇っていたか窺い知れます。
僧侶の方はそれをいかに保護し、後世に伝えていくかと苦心なさっておられましたが、ごもっともですね。
大事な日本の宝、守り抜いていただきたいです。
近年では「だるま商店」という二人組のユニットが随心院の障壁画の一枚を描いているとのことで、こちらも要注目ですね。
伝統的な美と現代とが融合した鮮やかな絵でした。

ところでこのお寺は小野小町にゆかりがあるということで、境内には小野小町が化粧に使ったという「小野小町化粧(けわい)の井戸」や小野小町が自分宛に送られてきた恋文を埋めたという「文塚」、そしてその恋文の一部を張り子にした「小野小町文張地蔵尊像」まで遺っているそうで、和歌好きな私としては心惹かれずにはいられませんでした。

小野小町といえば「深草の少将の百夜通い」が有名ですね。
小野小町に惚れ込んだ深草の少将は、小野小町に一目逢おうと恋文を送ります。恋文には飽いていた小野小町ですが百夜、伴をつけずに一人で自分の元へ通うことを求めます。深草の少将は九十九夜、小野小町の元へ通いますが、百夜目の夜、ついに彼が小野小町の前へ現れることはありませんでした。番組では病と寒さにより力尽きた、と説明されていましたね。私が聞いたことがあるのは凍死によるものでした。

いずれにせよ想いを遂げられなかった小野小町の悲恋は、彼女が絶世の美女であったことも相まって、現代に生きる私たちの心にも響くものがあるようです。
番組では彼女に夢を詠んだ歌が多いのも、叶わぬ恋、逢えぬ人を想うがゆえと紹介されていました。
小野小町の詠んだ歌といえば「思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ 夢と知りせば 覚めざらましを」は有名ですね。
他にも「花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに」も番組に登場していました。
こちらも人口に膾炙した歌ですが、絶世の美女だからこそ映える歌だなぁ……と思ってしまいます。
そんな彼女のもの悲しさが何とも魅力的なんですよね。
中国の絶世の美女であった楊貴妃も悲しい最期を遂げていますし、美女と悲哀はよく似合うのかもしれません。

ところで随心院の梅は「はねずの梅」と呼ばれるそうです。
「はねず」とは唐棣(はねず)色のことで、白みをおびた淡い紅色を指すとのこと。
この「はねず」にちなんだ「はねず踊り」が随心院には伝わっています。
深草の少将の百夜通いを歌った歌とともに踊られるものですが、そのストーリーは前記したものとは違い、百夜目に深草の少将とは別人の男が小野小町の前に現れる、という筋書きになっています。
踊るのは地元の小学生の女の子たちだそうで、それ以前は地元の子供たちが家々を回って踊っていたのだそう。
一時期は途絶えてしまっていましたが、昭和48年、地元の人たちの手で復興されたということです。
これからもずっと受け継がれていくといいですね。


そして今回は随心院だけかと思いきや、和泉式部ゆかりのお寺、誓願寺も併せて紹介されていました。
詳しくは誓願寺公式HPを参照してください。
私が気になったのは、彼女が娘を失ったことをきっかけに石清水八幡宮を訪ねた際に夢に老僧が現れて「誓願寺で極楽往生を願いなさい」というお告げを受け、さらに誓願寺に四十八日の間籠もり、念仏を唱えていると再び夢で「南無阿弥陀仏と称えれば、女人往生間違いなし」というお告げを授けられたというエピソードです。
古代人と夢に関しては西郷信綱氏の著名な研究があり、一読いたしましたが、やはり古代人にとって夢は霊験の現れる場でもあったのだなぁと感じました。
さらに当時は女性は変成男子、つまり男性にならなければ成仏できないとされていました。
番組では和泉式部が誓願寺で出家し、無事に極楽往生を遂げたことで、誓願寺が女人往生の寺として信仰を集めたと紹介されていました。
和泉式部といえば百人一首の「あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな」が有名ですね。
何とも情熱的な歌は彼女の生き様を表しているようです。 

【情報】天台声明と雅楽の夕べ 「仁王尊開眼~みほとけの心にふれる~」@大正大学

仏教がインド以来、脈々と受け継がれる中で、多くの如来や菩薩そして天部の神々にいたるまで、さまざまな尊像が造られ信仰されてまいりました。
 大正大学では、仏像の修復作業を通して信仰のかたちに触れる授業を開講しています。今年の声明公演では、この授業で復元された金剛力士像(仁王像)の開眼法要を中心として、天台声明の調べをおとどけいたします。
 「お仁王さま」はぎょろりとした大きな眼で睨みつけ、怖いおすがたをしておりますが、内面には仏さまと同じ慈悲の心があります。これを仏教では内秘外現といいます。お仁王さまのおすがたの中に、みほとけの心を感じていただければと思います。
今回の法要の功徳がすべての皆さまに行き渡りますよう、一同心をこめてお勤めいたしますので、どうぞご来場下さいますよう、ご案内申し上げます。
大正大学公式HPより



■日 時:平成26年12月20日(土) 15:30開宴(開場15:00)
■会 場:大正大学 礼拝堂ホール    全席自由席 入場無料


出演
天台声明  大正大学天台学研究室 教職員・学生・OB
雅楽     大正大学雅楽倶楽部
仏像修復  仏教文化研究D 受講生

公演内容
1 法華懺法
2 光明供法要

開演 15:30 終了17:30

企画/主催 大正大学台友会(天台学研究室内)
後  援 大正大学山家学会
プロフィール

夕星桔梗

Author:夕星桔梗
元日本古代史ゼミ所属。作家志望のアマチュア物書き。

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