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【徒然】文具逍遙

卒論でいよいよ切羽詰まっております。
そのおかげでなかなかじっくりドキュメンタリー番組や紀行番組を観るいとまもなく、ブログを更新する余裕もなく。
卒論が終わるまではなかなかままなりませんね。
あと少しのところなので気を引き締めて頑張りたいと思います。

気持ちにもゆとりのない日々が続いているせいか、心ほぐされるものを求めてしまい、あれこれと文具に目移りしています。
モノで心を満たそうとするのは危ういのですけども、人に贈るものならいいかな、と。
最近手紙を書くことに凝っているので、つい下のようなものに目が行ってしまうのです。

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まずは「古典の日制定」の記念切手。
和のものが好きなので、こういうモチーフは大好きです。
和風の封筒に貼ってお手紙をやりとりさせていただいている方々に送りたいと思います。
お能が好きな友人にはぜひお能の場面が描かれた切手を使いたいところ。

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そして近所の和雑貨屋さんでみかけた文豪モチーフのはがき(原稿用紙仕様)と宮沢賢治の一筆箋。
はがきの絵柄は左から芥川・太宰・中也ですね。
芥川は保存用に、太宰と中也は文学好きな恋人や友人に送りたいです。
一筆箋の使い道に困るところですが(書ける文字数が少ないので)、つたない短歌でも詠もうかと思います。
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【徒然】イルミネーション@カレッタ汐留

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カレッタ汐留にて一足早くイルミネーションを観てきました。
お互い卒論と修論に追われて、彼氏と顔を合わせるのも久しぶりのことでしたが、楽しいひとときを過ごせました。
体調を気遣ってくれたり、卒論のアドバイスをしてくれたりと何かと彼氏が優しくしてくれて、気温は冷え切っていましたが、心が温まりました。
やっぱり顔を合わせてお話できるっていいものですね。
そしてポジティブな気持ちを伝え合うって大事なことだなぁとしみじみ思ったのでした。

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カレッタ汐留内の書店の前にもイルミネーションが。
なかなか素敵な組み合わせですね、本屋さんとイルミネーションって。
池澤夏樹訳『古事記』が出てるよ、と彼氏が本を見せてくれました。
注釈はあの三浦佑之先生が書いておられるとのことで、多少危ぶんでいただけにほっとしました。
でも私としては現代語訳で『古事記』を読むなら、三浦佑之先生の『口語訳 古事記』をおすすめします。

【感想】ハチスノイト“Universal Quiet”

Universal QuietUniversal Quiet
(2014/11/13)
ハチスノイト

商品詳細を見る


『すべてが「声」のみで作られた、夢中夢、magdaraのボーカリスト「ハチスノイト」初のソロアルバム。
それは実験的ポップスか、儀式、それとも現代の賛美歌か。』

クラシカル、民俗音楽、ウィスパー、ポエトリーリーディング等を昇華した独自の歌唱解釈で確立された荘厳で圧倒的な歌世界。聴くものに恐ろしいほどの感動を伝える「異端の賛美歌集」、全10曲をリリース。

深層心理療法家の顔を持つハチスノイトの今作の作曲方法は、メロディー・ささやき・吐息・舌音などありとあらゆる「声」を録音、さらに縦横無尽で自由なエレクトロニクス処理を駆使することによって、彼女の故郷・知床を思わせる圧倒的に美しい自然や神聖なアニミズム的世界の音楽を作り上げる。

それは実験的ポップスか、儀式、それとも現代の賛美歌かーー。(Amazon 内容紹介より)



彼女の歌声は夢中夢“イリヤ Ilya”を聴いて知っていたのだけれど、今回のアルバムはOfficial teaserが公開されて以来、とても楽しみにしていた。


声のみで音楽を作るという実験的な試みであるとともに、冒頭のkamuy mintarから伝わってくる神秘性、続いてmatematikaのメルヘンティックなかわいらしさ、そしてsacre du printempsの不穏な趣。
きっと今までに体感したことのない音楽体験が待っているのだろうと、発売日が待ち遠しくてCDを初めて予約した。

そして今日、サイン入りのポストカードと共に届いたCDの封を開け、早速聴いてみるとやはりkamuy mintarの神聖な雰囲気に圧倒された。題名のkamuy mintarとはアイヌ語で「神の遊ぶ庭」という意味とのことだが、知床出身だというハチスノイトの自然の中に息づく神々への敬意がそのまま音楽になったと思われるような曲で、収録作品の中でも特筆すべき存在感を放っている。
おそらくこの曲が入っていなければ、私がこのCDを買うこともなかっただろう。未だ見ぬ知床の自然の奥深くにまで分け入っていくかのような音楽体験に、心が震えた。

続いてsacre du printempsは美しさと狂気が見事に融合した音の響きに恐怖すら覚えた。声と声が重なり合って不協和音を奏で、それらが万華鏡のように変化していく様は歪んでいながらも美しい世界の摂理を感じさせる。
地球の呼吸を音楽にしたら、きっとこんな風になるのではなかろうか。大地の鼓動や潮のうねり、時に穏やかに、時に荒れ狂う風の吐息。ハチスノイトの見ている美しいだけでない、恐ろしい世界を感じた気がした。

Festiは打って変わって愛らしい音の連なりが柔らかい猫の鳴き声のようで、小さな子供時代に感じていた世界に戻ってしまったような錯覚を覚える。暖かくも力強い母の旋律と、甘えるような子供の旋律とが入り混じり、邪気のない空気感を作り出す。無害でありながらも、母と子の閉ざされた世界の中は他者の目を拒む。他者がそこに入ろうとしても、二人の世界は狂ってしまったママゴトにしか見えない。
時折、往来で幼子に幼い口調で話しかけるまだ若い母親の姿を目にするが、あの姿を見てしまった時のような、懐かしさと後ろめたさが入り混じったような気持ちになった。

matematikaの雪が降りしきる童話の世界に迷い込んでしまったような旋律は、いとおしくも切ない。どこかノスタルジーを掻き立てるのだけど、大人になってしまった私は、もう決してその世界には戻れない。昔は絵本の世界に入り込んで遊んでいたはずなのに、今となっては雪が降り積もった村の家々の戸を叩くことはできず、窓の外から暖かな家の明かりを眺めるばかりだ。そんな私の耳に、家の中からかすかに聞こえてくる賛美歌。歌っているのは小さな女の子で、そろそろ村では待降節の準備が始まる――そんなイメージ。

全曲のレビューを書くには少々長くなってしまいそうなのでこの辺にしておくとして(収録作品の後半より前半の方が曲の個性が強く密度が濃いような気がする)、全体的にハチスノイトの世界に引き込まれてしまう曲が多かった。
この冬は何度も何度も繰り返し聴くことになるだろうという予感がする。
そのたびに彼女の描いた世界に迷い込み、深く深く囚われてしまって、そう簡単に抜け出せそうにない。
今まで聴いたポストクラシカルというジャンルのCDの中でも屈指の名盤になりそうだ。

【感想】古都浪漫こころ寺巡り 第4話 西大寺(奈良)@BSフジ

11月1日21:00~21:55放送

今回紹介するのは、奈良県奈良市に位置する現在の真言律宗の総本山、西大寺。境内の本堂、愛染堂、四王堂などを巡りながら、名前のとおり“東大寺”に対する大寺として創建した西大寺の歴史をじっくりと見ていく。

番組公式HPより

たまたまtwitterで放映情報を拾ったので観てみることに。
西大寺って聞き慣れない名前だなぁと思っていたら、あの称徳天皇が天平宝字8年(764)に建立を発願したお寺だったのですね。
父である聖武天皇が東大寺を建てさせ、仏教によって国を治めようとしたのを承けて、彼女は西大寺を建てさせたのだとか。
西大寺の公式HPに概要が載っていたので詳しくはそちらを参照してください。

それにしても、創建当初は敷地面積が東京ドーム10個分もあったというのですから驚きです。
いかに古代日本の律令国家において仏教が重要なウエイトを占めていたかが分かります。
当時は藤原仲麻呂の乱などの政変が起こった時期でもありますから、称徳天皇は仲麻呂を仏敵と見なして四天王に国家を守らせようとしたと放送では伝えていました。
そして西大寺には称徳天皇に擬した吉祥天女像が今に伝わっているのだとか。平安時代の作とのことでした。
個人的に奈良時代の数多の政変には興味があるので、称徳天皇にまつわるお寺ということで、今度奈良を訪ねることがあればぜひ拝観してみたいです。

さて隆盛を誇った西大寺ではありましたが、平安京への遷都とともに衰退し、度重なる火事によってすっかり荒廃してしまったそうです。
やがて鎌倉時代の半ば頃になり、それまで高野山で密教を修めていた僧侶・叡尊が35歳の若さで西大寺の住職になると、仏教界の腐敗を歎き、戒律を重んじる律宗と真言密教とを取り入れた真言律宗を宗旨として西大寺を再興しました。
そのスローガンは「釈迦にかえろう」というもの。仏教本来の教えに回帰しようという意味です。
また叡尊は福祉事業にも力を入れ、当時差別を受けていたハンセン病患者たちにも施しの手を差し伸べたのだとか。
彼が釈迦の再来と謳われたのも頷けますね。

そんな叡尊の精神を今に伝えるのが春と秋に行われる「大茶盛式」。
大茶盛式は直径40センチほどの大きな茶碗で一般の人たちにお茶が振る舞われ、参加者は助け合いながら茶碗を抱えてお茶を飲むという行事です。
そこには皆で助け合う「一味和合」という仏教の基本理念が表れているそうです。
元々は叡尊が八幡神社に詣でる際、お茶を奉納してその余りを人々に振る舞ったのが始まりなのだとか。
お茶は昔では薬だったので、施薬の意味があったのだそうです。
大茶盛式についてはこちらのブログに詳しい情報が載せられているので参照してください。

ちなみにこの大茶盛式、廃仏毀釈運動の影響で一時途絶えてしまったそうなのですが、大正時代になってそれを復興する手助けをしたのが竹村という和菓子屋さんなのだとか。
竹村の食べログページはこちら
大茶盛式の時だけに振る舞われる「西大寺餅」を作っているそうで、かわいらしい形に心和みました。
こちらも今度奈良を訪ねるときにはぜひ伺ってみたいところ。

こうして地元の人たちの手で古代から続くお寺が守られているという姿は本当に美しいと思います。
これからもずっと地元の人たちと西大寺の縁が続いていって欲しいです。

そして最後に叡尊の「学問とは心を治すものなり」という言葉が心に響きました。
学問を囓っていると、何かしら心が偏ってしまいがちですが、心を修めるために学問に励んでいけたらと思います。
長くなってしまいましたが、久々に良い番組を観たような思いです。
次回の「聖護院門跡」もぜひ鑑賞したいです。
プロフィール

夕星桔梗

Author:夕星桔梗
元日本古代史ゼミ所属。作家志望のアマチュア物書き。

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