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【感想】歴史秘話ヒストリア 君よ、さらば! ~官兵衛VS.三成 それぞれの戦国乱世~

●本放送 平成26年10月22日(水) 22:00~22:43 総合 全国
●再放送 平成26年10月29日(水)
※火曜深夜00:40~01:23
総合
全国
※再放送の予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認下さい。
配役:黒田官兵衛 役:浜口望海/石田三成 役:立川貴博/豊臣秀吉 役:酒井高陽

エピソード1 官兵衛VS.三成 秀吉との出会い
黒田官兵衛と石田三成は、ともに低い身分から秀吉の家臣となりました。播磨国(兵庫県)の地方領主だった官兵衛は“軍師”としての才能を発揮。三成は食糧や武器の調達に辣腕をふるう“官僚”として頭角を現します。秀吉との出会い、そしてその覇業を支えた2人の輝ける日々。

エピソード2 官兵衛VS.三成 天下取りへの道
まさに豊臣家家臣の双璧となったふたり。官兵衛は秀吉の代理指揮官として九州平定を成功させ、秀吉に絶賛されます。一方、三成は太閤検地や刀狩などで、秀吉の信頼を揺るぎないものに。ところが、あることをきっかけに官兵衛は秀吉に遠ざけられ始め、三成の扱いとのあいだには、しだいに差が…。

エピソード3 官兵衛VS.三成 秀吉の野望とふたり
秀吉が晩年に抱いた野望、それは大陸、朝鮮への出兵でした。日本で次々と命令を下す秀吉。戦場で現地軍の苦戦を目の当たりにする官兵衛と三成。この戦でそれぞれの信義を貫いたふたりは、それゆえに対立することに…。かつて秀吉から愛されたふたりが刃を交える、その皮肉なる物語。


参考文献

『黒田官兵衛』(小和多哲男 平凡社新書)
『石田三成』(小和多哲男 PHP新書)
『新訳 名将言行録』(講談社学術文庫)
『戦争の日本史 文禄・慶長の役』(中野 等 吉川弘文館)
『関ヶ原合戦 家康の戦略と幕藩体制』(笠谷和比古 講談社学術文庫)

以上公式HPより。



今年の大河ドラマを観ていて、三成好きとしては三成の扱いがあまりに時代錯誤な「悪人」に寄りすぎているように感じていたので、今回のヒストリアでの「秀吉のために汚れ役を買って出、非難の矢面に立った」という解釈には胸をなで下ろしたところ。

まあ三成を贔屓目に見ているのは否定できないのですが、三成に関する逸話で好きなエピソードがあるんです。
それは二十六聖人を処刑する際、秀吉が彼らの耳と鼻を削いで京都にて市中引き回しにせよと命じていたのに対して、三成は耳たぶを切らせる程度に留めさせたという話。
高校時代、地元長崎の二十六聖人の処刑地・西坂の丘を訪ねた際に聞いた逸話なので、おそらく史実ではないかと思います。
立場上、二十六聖人を処刑せざるをえなかったとはいえ、三成の人柄が伝わってくるエピソードではないでしょうか。
この逸話がきっかけとなって、私は三成が好きになりました。

今回のヒストリアでは秀吉の寵愛を共に受けながら、次第に秀吉から遠ざけられるようになった官兵衛と、秀吉からの信頼を一身に集めた三成とを対比的に描いていました。
確かに二人に視点を当てると、敵同士として向かい合う関ヶ原の戦いとその結末は皮肉なものに映るし、三成の最期も哀れっぽく見えてしまいます。
しかし三成には三成の、官兵衛には官兵衛の正義があって、二人ともそれを貫き通したと見る方がより妥当なのではないでしょうか。
たとえ痛ましい最期を遂げたとしても、秀吉の天下を支え、それを守ろうとした三成に悔いはなかったと私は思っています。

最後の晒し者にされた三成に長政が言葉をかけて三成が涙した、という逸話は初めて知ったのですが、史実ではなくあくまでも逸話だったのですね。(主に史実関係の本ばかり読んできたので知らないのも道理でした)
史学科出身の身としては時代が下った幕末の史料を使ったり、参考文献も一般向けのものが大半だったりするのを見ると、あまりこの手の番組を鵜呑みにすることはできないと感じるのですが、戦国関係、三成関係、関ヶ原関係の本を買っていながらまだ読んでいないものもあるので、卒論を書き終えたら少しずつ読んで自分なりに勉強したいなと思いを新たにしました。
そういうきっかけを与えてくれるという点ではいい番組なのかもしれません。

ところでtwitterで「#お前ら誰が主人公の大河が見たいんだ」というタグが流行ってるので、便乗して「石田三成」とツイートしたら、石田三成公を大河ドラマに!という署名を集めているサイトを知ったので、さっそく署名してきました。
石田三成好きな方はぜひ。
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【情報】音楽堂で聴く聲明 四箇法要―花びらは散っても花は散らない

公演日時: 2014年11月03日(月) 15:00開演
14:30からプレ・トークあり  

出演:声明の会・千年の聲【天台聲明:七聲会 真言聲明:迦陵頻伽聲明研究会】
構成・演出:田村博巳

プログラム:古典聲明(唄・散華・梵音・錫杖ほか)と新作聲明(宮内康乃:海霧讃歎)

チケット:全席指定 一般4,500円 シルバー(65歳以上)4,000円 学生(24歳以下)2,000円
チケット詳細

音楽堂の還暦週間の冒頭を飾るのは、仏教儀式の中で僧侶たちが伝えて来た声楽「聲明(しょうみょう)」です。

聲明は、日本音楽の源流であり、その歴史性と音楽性から、キリスト教のグレゴリオ聖歌と共に、優れた宗教音楽として高く評価されています。今回上演する「四箇法要(しかほうよう)」は、唄(ばい)・散華(さんげ)、梵音(ぼんのん)、錫杖(しゃくじょう)という、752年東大寺大仏開眼供養の際に唱えられたと記録にある日本最古の聲明曲と、平成24年に宮内康乃が作曲し音楽堂で初演された現代の聲明曲「海霧讃歎(うみぎりさんだん)」とで構成されています。

この「海霧讃歎」は、東日本大震災の津波で亡くなった女性が、生前に詠んだ短歌をテキストにした作品で、30人の僧侶たちの、鍛え上げた声だけで唱えられます。初演の際、木のホール全体に満ちるその声の響きに、大きな感動が巻き起こりました。

時代を超えて引き継がれていく音楽と祈りの世界を、音楽堂の音響と空間で、是非ご体感ください。

伶楽舎雅楽コンサートno.29 『雅楽の諸相』

▼日時
2014年12月15日(月)19:00開演 (18:30開場)

▼場所
四谷区民ホール
(新宿区内藤町87番地 四谷区民センター9階、 地下鉄丸の内線 新宿御苑前駅下車徒歩5分)

▼プログラム
芝 祐靖作曲 五行長秋楽(初演)

吉川和夫作曲 木々の記憶

エリザベス・ブラウン作曲 ルビコン川

東野珠実作曲・構成 ききみみずきん(委嘱初演)

音楽監督 芝 祐靖

▼チケット
全席自由
前売・予約2500円、当日3000円(全席自由席)

▼チケット問い合わせ・詳細
伶楽舎公式HP

【書評】大神神社編『古代ヤマトと三輪山の神』

古代ヤマトと三輪山の神古代ヤマトと三輪山の神
(2013/08/24)
大神神社

商品詳細を見る


本書は大神神社が主催した「三輪山セミナーイン東京」の第十回開催を記念し、過去の東京での講演録を収録したものである。
広く一般向けに書かれているためか文体は平易なもので、内容も研究文献というよりは一般書という色合いが強い。
念のため全論文に目を通したものの、疑問を覚える点や突っ込み所も多く、これが大神神社が主体となって催したセミナーで語られていたとは少し眩暈を覚える。

中でも仰天したのが西宮一民氏の「ヤマト王朝と三輪の大神」の次の箇所だ。

いくら大物主神でも、天皇が祭主(かむぬし)として祭るということはありえないではありませんか。(…)天皇が祭るのは天照大神だけであって、(…)大物主神の祭祀も天皇であってはなりません。

いやはや、天皇が祭るのは天照大神だけとは初めて聞いた。
大物主神をオオタタネコに祭らせたのは、間接的に委託したに過ぎないのであって、直接的に祭るか間接的に祭るかの違いだけである。なお、新編日本古典文学全集版の『日本書紀』の頭注には、「今まで祟っていた大物主神を祭らせたというのは、天皇が祭祀権を獲得し、それにより大神を服従せしめたことを意味する」とある。

他にも、中西進氏「古代史における三輪山信仰」の弥生文化と縄文文化をモデルとした説明には脈絡がなく、根拠も乏しいものに思われた。

もっともっと私たちは縄文時代を視野に入れた歴史を学ばないといけないのです。その一番良い典型が大神神社です。私は、三輪の神の信仰の発祥は縄文時代にあると思います。

しかし考古学的な根拠もなく、他の研究文献による裏付けもなく、「思う」で片付けられては困りものである。三世紀代の纏向遺跡と四世紀後半以降の三輪山祭祀を結びつけうるかどうかも問題が残っているというのに、それ以前の時代に果たして遡及できるか、怪しいというほかない。

そもそもこの本の執筆陣をざっと見て、今まで他文献を読んできた中で信頼できる著者は二人しかいなかった。
岡田莊司氏と和田萃氏である。岡田氏は神道研究の第一人者、和田萃氏は日本古代史研究でも名高い研究者だ。
岡田氏の論文は先日「古代天皇祭祀と災い」を読んだばかりだが、本書に収められた論文はそのダイジェスト版ともいうべきもので、災害と古代祭祀という視点から三輪山信仰に切り込んでいる。

天皇は人々にふりかかる災いにたいし、まず神々に謝っていて、神意はなかなか伝わってこない。(…)祭祀の象徴的場面で、天皇祭祀は貫徹されないという、説明がかなり複雑です。むしろ神々から拒否に出会い、結局委託祭祀が選択され、これが最良の祭祀法とされています。古代いらいの祭祀制の基本は、この伝承に記されています。


和田萃氏は寺澤薫氏「三輪山の祭祀遺跡とそのマツリ」から考古学資料を引用し、石野博信氏の説を援用して、三輪山の祭祀時期を纏向遺跡の時期まで遡ると見ている。これは私の推測とも重なり、また陶邑とオオタタネコにまつわる伝承の由来との結びつきも認めている。これは私にとっても得るべきものが大きかった。ただし、

(…)三輪山の祭祀は、元来、大和王権の大王が祀っていたものが、六世紀段階になると三輪君が祀るようになった。またその神格も自然神、龍蛇神で、黒雲を起こし雨を降らせる神であったものが、大和の国造りの神となっていく。(…)六世紀中葉になると、祀り手と祭神が変化し、三輪君により祟り神として祀られるようになった。

という箇所については疑問を覚える。果たしてそのような神格の変化は起こりえたのか。これに関して鈴木正信氏は『大神氏の研究』(雄山閣、2014年)の中で、大物主神の神格は重層的なものであったとし、古くから不可分であったとしている。
また六世紀中葉以降に大物主神が祟り神として認識されるようになったとする点も鈴木氏は否定している。

そもそも古代においては祟り神という独立した神格が存在したわけではない。神とは常に祟り神としての一側面を有するものであったからだ。岡田莊司氏は「古代天皇祭祀と災い」の中で

三輪山の神を祟り神と規定する意見があるが、それは正しい理解とはいえない。地域の平安、秩序の回復、恵みを付与する神の属性の一部に、祟る機能を持っているということであろう。

と記している。
古代祭祀を考える上では歴史学だけでなく、考古学や宗教学の研究成果も広く反映していく必要があるのだ。

〈参考文献〉
岡田莊司「「古代天皇祭祀と災い」『國學院雑誌』112巻9号、2011年
鈴木正信『大神氏の研究』雄山閣、2014年

第18回 神奈川雅楽部演奏会@かなっくホール

日時:2014年10月22日(水) 午後7時開演

場所:かなっくホール

全席自由1500円

管弦 太食調 音取
    合歓塩
    輪鼓褌脱

舞楽 左舞 迦陵頻伽
        央宮楽
    右舞 還城楽
        長慶子

神奈川雅楽部公式HP

第四十回 乃木神社 管弦祭

日時:2014年10月14日(火) 午後六時

入場無料

曲目:管弦 太食調
     催馬楽 更衣
          傾盃楽急
          抜頭
      舞楽
       左方 桃李花
       右方 貴徳

お問合せ:乃木神社社務所 03-3478-3001

乃木神社公式HP


twitterのフォロワーさんに教えていただきました。
情報をご提供いただきありがとうございました◎

ドキュメンタリーWAVE 「1億人が漂流する ~中国・都市大改造の波紋~」@BS1

 放送: 9月13日(土)22:00~22:49
 再放送: 9月17日(水)17:00~17:49

今、中国で政府による大掛かりな都市の改造が進んでいる。農村からの出稼ぎ労働者が集まって暮らす貧困地区“城中村”を撤去・再開発し、出身地によって「都市戸籍」と「農民戸籍」に分かれた戸籍制度の問題にメスを入れようというのだ。これにより、農村出身者も一定の条件を満たせば、社会保障などで優遇される都市戸籍を与えられることになった。しかし、現実には、その条件を満たすことのできる人は多くはない。居場所を失った農村出身者は“無資格者”として都市のなかを漂流しはじめている。中国政府が格差社会是正の切り札として繰り出した「都市大改造」、その行方をみつめていく。

たまたまテレビをつけたら放映していて、現代中国に関するドキュメンタリーをもっと観たいなと思ってたから渡りに船だった。
日本にいると中国に関して否定的な見方(ともすればヘイトスピーチになりかねないような見解)が大半を占めていて、大いに辟易していたところだったから、せめて自らの目で中国の今を考えてみたいと思っていた。
中国という国は私にとって良くも悪くもあまりに規模が大きすぎて、もっぱら芸術や漢詩、三国志などばかりに目を向けてきたのだけれども、今の中国のこともきちんと知っておきたい。
今日はようやくその一歩を踏み出せたのかな。

内容としては格差の問題がメインだったのだけれども、都市に出稼ぎに来ている労働者たちに目を向けてみれば、それがいかに大きく、そして切実な問題であるのかが分かった。
生活や医療、そして人生そのものに影響を及ぼす格差の深刻さは、私の想像を遙かに超えるもので、経済成長だけを目指してこれまで走ってきた中国の限界が見えたように感じたし、居住者の需要を超えて増え続ける高層マンション群に不気味さすら覚えた。
都市戸籍に関しては、出稼ぎ労働者たちは誰もメリットを感じず、そしてさらなる経済的負担を理由に取得するという選択肢を選んでいないのが心に引っかかった。
自らの国民を顧みず、このまま政府ありきで走り続けてはいずれ破綻を迎えるだろう。
その破綻はきっと社会の最下層にいる人びとの間から広がっていくのだ。
そしてそれは私たちの国、日本にも云えることなのかもしれない。

香取神宮雅楽演奏会@香取神宮 神徳館

香取神宮 午歳式年大祭 香取雅楽会創立十周年記念

雅楽演奏会が開催されます。



日時: 10月13日(祝)18時~

場所: 香取神宮 神徳館  

     入場無料

演奏: 香取雅楽会・千葉雅楽会



演目: 1部 管絃     五常楽急 越殿楽

     2部 催馬楽    更衣 管絃 鶏徳 陪臚

    3部 舞楽     陵王 納曽利 長慶子


お問合せ: 香取神宮社務所  TEL 0478-57-3211

水郷佐原観光協会公式HP
プロフィール

夕星桔梗

Author:夕星桔梗
元日本古代史ゼミ所属。作家志望のアマチュア物書き。

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