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「栄西と建仁寺」展@トーハク

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トーハクにて「栄西と建仁寺」展を見てきました。建仁寺は昨年9月に訪ねたこともあり、レプリカでしか見られなかった風神雷神図を実際に見られると思うと心が湧き立つ思いでした。
実は今期、哲学科の東洋思想の授業を聴講していて、その初回の講義で「臨済宗は仏への帰依よりも、仏法の体得に重きを置いている」ということを知りました。
禅宗に詳しい彼氏によると、禅宗では仏像を作らず、僧侶の像のみを作るのだそうです。仏陀を偶像化することを拒んだのだとか。
講義で学んだ知識を元に考えるとそれも頷けます。
それから中巌円月坐像を前にして「この人はめちゃくちゃ詩が上手かったんだよ」と教えてくれました。
今回のように僧侶の像をいくつも見るのはこれが初めてだったので新鮮でもあり、以前からあった僧侶という存在に惹かれる気持ちの正体が分かったような気がします。
「佇まい」なんですよね。生きながらにして人の生き死にを超えたところにいるという佇まい。
上の講義で「仏教というのは極めて哲学的な宗教だ」と教わりましたが、僧侶もまた哲学者に比類する存在なのだと思います。

今回、襖絵に描かれた山水画も見ることができたのですが、今ひとつかなと感じました。
海北友松の大ぶりなタッチが好きになれなかったというか。もっと繊細で奥行きのある山水画が好みなのです。
なまじ本場中国の山水画を知ってしまうと、どこか物足りないんですよね。
日本の山水画にも良さはあるとは思うものの……。
私にとっての山水画の良し悪しは世界観にじっくり入り込んで心を遊ばせられるか、の一点なので素人判断ですが。
若冲の雪梅雄鶏図は「ああ若冲だなぁ」と一眼でわかる作品でした。派手なので目を引くのですが、今ひとつ奥深い心が伝わってこない。
なんだかダメ出しばかりですねこれじゃ。

それから気になったのが法観寺参詣曼荼羅や珍皇寺参詣曼荼羅。
参詣曼荼羅とだけあって、お寺に参詣する人々の姿が描かれていて、仏教世界とうつし世が融合しているのが興味深かったです。
でも私は同時代に描かれた春日宮曼荼羅の方が好きですね。こちらは貴族が自宅に飾って春日大社に参詣する代わりにしたというもので、本地垂迹を表す梵字が描きこまれたものもあります。
まぁ単に美術的な意味合い、つまり春日宮曼荼羅のタッチと色合いと構図が好きというのもあるんですが、参詣曼荼羅が布教のための絵解き用に使われたことを思うと、よりパーソナルな信仰の拠り所とされた春日宮曼荼羅の方に惹かれますね。

ああまだ語り足りないや……長くなりそうなのでとりあえずここまでにしておきます。
参詣曼荼羅は2012年に研究書も出てるみたいなので読んでみようかな。


トーハクに行く前に、上野公園の花々を写真に収めてきました。春の花々はどれも可憐でいいですよね。
私はシャガが一等好きです。
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六義園

六義園に行ってきました。

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生憎とお目当ての枝垂桜は葉桜と化していましたが、広々とした日本庭園をじっくり味わえて良かったです。
新緑の頃はまた違った魅力があると思うのでぜひもう一度行きたいな。
プロフィール

夕星桔梗

Author:夕星桔梗
元日本古代史ゼミ所属。作家志望のアマチュア物書き。

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