スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【テレビ番組感想】ドキュメンタリーWAVE  台湾ダブル選挙

放映されてしばらく時間が経ってしまったが、録画していたのをようやく観ることができた。
今回は台湾ダブル選挙の行方をそれぞれの政党を支援する若者たちの視点から描いていた特集で、改めて民主主義というものを考えるきっかけを作ってくれた。
若者たちはそれぞれの主義主張を胸に政治活動に身を投じ、自ら政治を動かしていこうと奔走する。
理想主義的で青臭いと云ってしまうのは簡単なことかもしれないが、では私たち日本の今の状況に関して「お前は何をやっているのか?」と問われると恥じ入るばかりだ。
昨今の現状にもはや諦念すら抱いていたのだが、せめて現実から目をそらさず、自分自身の頭で考えるということをやめずにいたい。
ここ最近はネットですらなかなか自分の意見を表明できずにいたけれど、今後はまたこの場を介して時事問題と向き合うことにしたい。

また今回の特集を通じて台湾と中国との関係をよく見ておきたいと思うとともに、中国における言論統制に関してもしっかり注視しておかねばと感じた。
中国における出版状況に関しては世界のブックデザイン 2014-15@印刷博物館 P&Pギャラリーでも垣間見たように思ったのだが、それもまたごく一面的なものでしかないだろう。
どの程度情報がまとまっているか、中身を見ていないのでなんとも云えないが↓の本が気になるところだ。



大学図書館に所蔵されているようなので近いうちに借りて読むことにしたい。

そして昨今は隣国の言論の自由ばかり気にしてばかりもいられない状況になってきた。
日本の言論の自由もまた脅かされつつあることに変わりはないので、こちらはより深刻に受け止めつつ注視していきたいと思う。
スポンサーサイト

【テレビ番組鑑賞】歴史秘話ヒストリア あなたはボクの女神様! ~文豪・谷崎潤一郎と女たち~

あなたはボクの女神様!
~文豪・谷崎潤一郎と女たち~
●本放送 平成27年11月11日(水) 22:00~22:43 総合 全国
※再放送は未定です。
配役:谷崎潤一郎 役:相島一之  妻・松子 役:壇 蜜
エピソード1 悩める作家の”禁断の恋”
谷崎は義理の妹・せい子に魅了される(再現)
大正初期、新進の作家・谷崎潤一郎は失望と焦りのまっただ中にいました。華々しくデビューしたものの思うように小説が書けず、結婚も期待はずれ。そんなある日、妻の妹で10代半ばの少女・せい子が家にやってきます。自由奔放なせい子に、いつしか強くひかれていく谷崎。そして取った行動とは!?
 
エピソード2 あなた様こそ「芸術の女神」
関東大震災で家を失った谷崎は関西へ移住。そこで、一人の女性と運命的に出会います。大阪の老舗商家の妻・松子です。谷崎は自分自身もすでに既婚の身でありながら、きらめくようで気品あふれる松子の魅力のとりこに。人妻との許されぬ恋。そこから、あの名作が生まれます。
美しき人妻・松子との運命的な出会い(再現)
 
エピソード3 それでもボクは女性を書く!
松子たち姉妹をモデルとした小説「細雪」(再現)
松子と結婚し、その妹たちも引き取って一緒に暮らし始めた谷崎。しかし、昭和16年の太平洋戦争開戦とともに華やかだった暮らしは、みるみる失われてゆきました。谷崎は、美しい日本の女性たち、古き良き時代をとどめようと新たな作品を書き始めます…谷崎の最高傑作と称される長編「細雪」誕生秘話。
 
この回ゆかりの地は・・・

芦屋市谷崎潤一郎記念館
倚松庵(いしょうあん)

参考文献

「谷崎潤一郎の恋文」(千葉俊二 編 中央公論新社)
「痴人の愛」(谷崎潤一郎)
「春琴抄」(谷崎潤一郎)
「細雪」(谷崎潤一郎)



ええと……いち谷崎ファンとしていろいろツッコミ所満載というか、あまりこういう番組に仕立て上げて欲しくなかったなというのが正直なところなんですが、まあ有り体に云えば「予想通りのテンプレギャグ路線」で寒かったですね……。
壇蜜さんに否定的な印象を持っているわけではないのですが、彼女を松子夫人に起用する時点でお察しというか。
実はだいぶ観ようかどうか迷って、録画していたのを昨日観たのでした。

番組としては去年谷崎の書簡が発見された際に放映されたクローズアップ現代の谷崎特集の方がよほど誠意があったと感じました。(クロ現という番組の問題性は横に置いておいて)
松子夫人との関係が一面的にしか描かれていなかったことはとても残念でした。
谷崎を単なる官能小説家として評価し、それを世に広めることはもはやマスメディアや他のメディア媒体(漫画や小説、ゲームなど)の罪だと思うのです。
その判断は谷崎を愛する読者にゆだねられるべきことであって、それがあたかも常識であるかのように流布するのは作家にとっても不幸なことだと思います。
作家の活動の根幹にあるのは読者の存在です。それは作家が亡くなってからも変わりません。
作家の作品を後世にまで残していけるのは読者の存在あってこそなのです。
その読者に影響を与えかねないマスメディアがステレオタイプな見方をして作家を色物扱いしているのはどうなのかな、と思わざるを得ませんでした。

【感想】歴史秘話ヒストリア 信長の楽園へようこそ ~3つの城のサプライズ~

信長の楽園へようこそ
~3つの城のサプライズ~
●本放送 平成27年 9月16日(水) 22:00~22:43 総合 全国
※再放送は未定です。
配役:織田信長 役:櫻木 誠
エピソード1 ノブナガの城は “魅せる”城
信長の城は創意工夫のかたまりだった(CG合成)
現在、発掘調査のすすむ“信長の城”では新たな事実が次々と見つかっています。大きな石垣をそなえ、敵に見せるだけで勝利した「小牧山城」。訪れる者を驚かせる仕掛け満載の「岐阜城」。そして「安土城」は世界遺産モン・サン・ミッシェルそっくり!しかも日本初のライトアップまで行われていた!?
 
エピソード2 城を“魅せる” 究極の仕掛け
安土城では、さらなる信長の“サプライズ”を発見!天主の石垣にくっつくように建てられた謎の建築…城郭研究家の千田嘉博さんは、これを「懸造(かけづくり)」という舞台状の建物と大胆推測します。絢爛たる天主を背負うステージに立ち、人々に“天下人”として印象づける信長一流の演出なのか!?
安土城には信長の“ステージ”が!?
 
この回ゆかりの地は・・・

小牧山城
岐阜城
安土城

参考文献

『織豊系城郭の形成』(千田嘉博 東京大学出版会)
『よみがえる真説安土城』(三浦正幸 監修 学研)


先週から楽しみにしていた放送だったのですが、ちょうど国会の安全保障法案をめぐる情勢のニュースと重なって、観られるかどうか分からないという状況でいつになくヒヤヒヤしました。
結果的に無事に観られたので良かったですが、これからもどうか平和にヒストリアを観られる日本であってほしいなと思います。

さて、内容としては信長公の三つの城(小牧山城・岐阜城・安土城)をめぐる最新の学説をビジュアルを交えながら紹介するというもので、ビジュアルを前面に出すテレビとは相性のいい仕上がりになっていました。
戦国史に関してはまだまだ勉強しはじめたばかりで、信長公についてもまだその人物像を掴みきれていないのですが、彼についての諸事情を知れば知るほど興味深いというか、天下人の中でも突出した魅力がある人物だなあと感じています。
今回は城から信長公の人物像に迫るという切り口で、中でも岐阜城の構造や安土城のライトアップなど、もはや軍事要塞としての城郭というよりは、それだけに留まらない、彼の「権力を誇示する場としての城郭」という印象を受けました。
まるで信長の野心をそのまま形にしているようで、改めて彼のキャラクターに興味を掻き立てられたのでした。
最後の安土城内部の構造に関しては、以前放映された「あなたの知らない信長の素顔 ~英雄を記録した男 太田牛一の生涯~」でも触れられていましたね。

こうした考古学的見地から歴史を見るということに関しては大学でも学んだ手法であり、その基盤があるからこそ改めて色々と考えさせられたのですが、とかく人物史ばかりが注目されがちな戦国史において、そうした観点から歴史を捉え直すことは大事なのではないかなぁと思います。
実は最近家族と相容れないことがあって脱ヲタを余儀なくされたのですが、その分かかっていたバイアスからも自由になって歴史と向き合えるかなというのはある種の利点だと捉えることで乗り切ろうと思っています。
いつか創作戦国という形でそれを表現できたらなと考えているので、まずは手軽な本から読み始めていきたいと思っています。

【感想】歴史秘話ヒストリア 愛と信念は海を越えて ~鑑真と弟子たち 7000kmの旅路~

愛と信念は海を越えて
~鑑真と弟子たち 7000kmの旅路~
●本放送 平成27年 9月 9日(水) 22:00~22:43 総合 全国
●再放送 平成27年 9月16日(水)
14:05~14:48
総合
全国
※再放送の予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認ください。
配役:鑑真 役:川上 哲/普照 役:浜崎大介/栄叡 役:五馬さとし
エピソード1 鑑真和上坐像の秘密
国宝・鑑真和上坐像
奈良の唐招提寺に伝わる国宝「鑑真和上坐像」。日本初の実在の人物をかたどった像といわれます。2年前、鑑真1250年忌にあわせて、そのレプリカ・御身代わり像が作られました。このため当時用いられた材料や技法が再現されましたが、そこから浮かび上がってきた人間ドラマとは…?
 
エピソード2 鑑真はなぜ日本に?
奈良時代、聖武天皇は僧侶を律する「戒律」によって乱れた日本の仏教を正したいと考えます。しかし、それは日本に無く大陸に渡らねばなりません。帝の命を受け、二人の日本人青年僧が中国・唐へ。苦心のすえ、戒律にくわしい高僧・鑑真の日本行きにこぎ着けますが、本当の苦難はそのあとからでした…。
高僧・鑑真と弟子たちが日本へ向け旅立つ(再現)
 
エピソード3 弟子との別れ
鑑真に、普照は別れを告げた(再現イメージ)
日本渡航は5度試みられ、いずれも失敗。仲間の裏切り、密告、遭難…日本人僧のひとり、栄叡は亡くなり、のこった普照はこれ以上鑑真のそばにいては迷惑がかかると姿を消しました。その後、鑑真一行は日本の遣唐使船に望みをつなぎますが、これも挫折の危機に!八方ふさがりの鑑真たちを救ったのは…?
 
この回ゆかりの地は・・・

唐招提寺

参考文献

『鑑真』(東野治之 岩波新書)
『人物叢書 鑑真』(安藤更生 吉川弘文館)
『おん目の雫ぬぐはばや 鑑真和上新伝図説 中国文化百華』(王勇 農山漁村文化協会)
『現代語訳一切経 唐大和上東征伝』(大東出版社)
『唐招提寺』(小学館「古寺をゆく」編集部 小学館)



途中からではありましたが、エピソード2から観ました。
鑑真に関してはそれまで教科書に書かれているような基本的な事項しか知らなかったので、今回日本に来るまでの苦難の道のりが垣間見られたことは良かったと思います。
またエピソード2で語られた、中国の伝説(はるか以前に、恵思という中国の和尚が円寂の後、日本国に転生して王子となった。この王子は仏を篤信し、仏教を大いに広め、衆生を遍く済して、遂に日本で仏法を興隆させた、というもの)が普照と栄叡が語る聖徳太子の逸話と重なっていたことから鑑真は日本へ行くことを決意したとは初めて知りました。
奈良時代に関する概説的な知識はあっても、続日本紀はまだ初めの方しか読んでいませんでしたし、まだまだ勉強不足であることを実感したのでした。

エピソード3では、鑑真の元から去った普照の手助けによって鑑真が無事日本に来られたこと、それから番組の最後には鑑真が中国に一時的に里帰りした逸話が語られていました。
まさかあの文革の後に中国の仏教復興の端緒となったとは知らず、鑑真の与えた影響は現代にも引き継がれていることに胸が熱くなりました。
今の中国のことを見聞するにつけて、あの文革さえなければ……と思うこともしばしばですが(それは世界遺産 時を刻む「中国 湖に竜が目ざめるとき・伝説」を観ていても感じたのを今でも覚えています)、改めてあの文革が何であったのか、今の中国にいかに影響を与えたのかも知りたくなり、今回のヒストリアには知的好奇心を大いに刺激されました。

さて次回は織田信長にまつわる特集ということで、今から楽しみです。録画予約しておかなくては……。

【感想】にっぽん紀行「草刈りにささげた人生~福井・鯖江 兵士の墓にて~」

戦争で亡くなった兵士の遺骨や遺品が納められている福井県鯖江市の「嶺北忠霊場」。ここに50年通い続け草木の手入れを続ける男性がいる。墓を守る男性の日々を見つめる。

福井県鯖江市に戦争で亡くなった兵士の遺骨や遺品が納められている場所がある。「嶺北忠霊場」。この場所に50年通い続ける男性がいる。岩堀修一さん82歳。自分の父や、幼いころ遊んでくれた兵士たちが眠るこの場所を岩堀さんたち地域の人は命がけで守ってきた。終戦から70年、人々の記憶の風化は進み岩堀さんの体も衰えてきた。それでも訪れる人が兵士たちと気持ちよく再会できるようにと、岩堀さんは今日も忠霊場に向かう。NHK公式HPより





NHKらしいこの番組は前から好きで、時折観ていたのですが、昨日は終戦記念日ということもあり、その題材も似つかわしいものでした。
テーマ音楽も(youtubeのリンク参照)相まってどこか物寂しいような温かいような雰囲気ではじまり、番組は霊場の草刈りをする岩堀さんと、霊場を訪ねてきたひとりの女性に焦点を当てて描かれていきました。
女性は祖父を戦争で亡くし、祖母が亡くなったことをきっかけに祖父のことを知りたいと思うようになり、この嶺北忠霊場を訪ねてきました。
神聖な場所だからとはじめは霊場に立ち入ることをためらっている様子でしたが、奥まで中に入って骨壺に書かれたひとりひとりの名前を目に焼き付けている様子に心を打たれました。

岩堀さんは持病をお持ちで、先も長くはないことを覚悟していらっしゃる様子でしたが、それでも毎日霊場の草刈りに励む姿はまるで戦没者への慰霊であるかのように思われました。
なんでも、戦後霊場は閉鎖の危機に追い込まれましたが、岩堀さんの母をはじめとした地域の方々が必死に守ってきたのだそうです。
岩堀さんのこの霊場に寄せる想いにも並々ならぬものがあるのだなぁということが伝わってきました。

その後先の女性が家族を伴って慰霊祭にやってきました。
女性は幼い子どもたちにも大人になったらここへ来て欲しいと云っていて、それもまた戦争の記憶をつなぐということなのだなぁと思いました。
直接戦争を知らなかったとしても、私たちにできることはまだまだある、と勇気づけられた気がしました。

私は幼い頃から被爆地・長崎で平和学習を受けて育ってきたので、もはやあの太平洋戦争というとトラウマでしかないのですが、その胸の痛みを決して忘れてはいけないのだと思います。
被爆者の語り部の方のお話は今でも覚えています。お話を聞いていて涙が止まらなかったのです。
二度と戦争を繰り返さないために自分に何ができるのか。昨日はそんなことを考えさせられました。
もちろん戦争は必然的に起こるものなのかもしれません。人類史上戦争が絶えたためしはありません。
だからこそそれを未然に防ぐ努力を怠ってはいけない、戦争に荷担するような真似はしてはいけないのだと思います。これは私の信念です。
一方で、国を守るというのもまた大事なことではあります。ただし戦争というものは国を守るという大義名分を掲げて行われるものなのです。そこから他国への侵攻、無辜の人々への虐殺がはじまるのです。戦争と名のつくものに大義などないのです。今の日本は戦前へ回帰しようとしているように思えてなりません。
プロフィール

夕星桔梗

Author:夕星桔梗
元日本古代史ゼミ所属。作家志望のアマチュア物書き。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
twitter
Booklog
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。